いつもはなんとなく

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2000年ろしあ旅日記<11> 帰国までのすったもんだ編 2

おはようございます。
ぽんすか星人です。

さて、今晩はW杯予選リーグ日本対ポーランド戦ですがツイッター見てると、試合会場のあるポルゴグラードが暑くて半端ないそうです。
ポーランド戦の都市ヴォルゴグラードが暑すぎる

ロシアというと夏でも涼しいイメージありますが、暑い時はがっつり暑いです。
ただ日本のように蒸し暑いわけではないので日陰に入ればひんやり涼しいですが、真っ黒に焼けて帰ってきて

「あんた、ほんまにロシア行って来たんか?」

と言われかねませんので、日焼け止め持っていくことをお勧めします。

では前置き長くなりましたが、続きです。
ハバロフスク行きを逃し、仕方なくイルクーツクにもう一日とどまることになった私とSちゃん。あまりにヒマなんで雨の中、街に出ることにしたところからです。
ではよろしくどうぞ。


雨は窓から見るよりはるかに激しかった。
もう台風並みである。
道はまるで洪水のように流れている。

屋根づたいに雨をしのぎながら行くにも限界がある。道を渡ってトロリーバス乗り場のある空港ターミナルに着いたら濡れねずみになってしまった。

前を見ると乗り合いタクシーがいっぱい止まっていたが、どれがどこを通るのかわからないので昨日買って来たイルクーツクの地図を広げてデパートを示してここに行きたいと訴えてみた。すると後部座席を指差してくれた乗るように促してくれた。
とりあえず助かった。

しばらく待つと何人か乗り込んで来た。向いの席に座って来た2人のうちの1人のおっちゃんがロシア語で私らに何か話しかけてくる。お酒も入ってかなりゴキゲンさんである。
「私らロシア語わかれへんねん」と言ってもニコニコ笑ってまだしゃべりかけてくる。
最初はホントに何を言ってるのかわからなかったけれども、聞いてるうちにいくつか知ってる単語が出てくる。

イルクーツクは初めてか?』
バイカル湖は行ったのか?』

どうやらこう聞いてきてるようだ。
私らもカタコトでスリュジャンカとリストビャンカに言ったことは説明したけど、どこまで通じたかわからない。
なんせ「イルクーツク」「リストビャンカ」「スリュジャンカ」の3つしか言ってない。あとは身ぶり手ぶり。
でも、こんな陽気?なロシア人とのやりとりで今朝からのへこみまくった心がいくぶん癒される。

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しばらくして運ちゃんが目的地についたことを知らせてくれた。
降り際に、おっちゃんに「ダ・スビダーニャ(さよなら)」と元気よくお別れの挨拶。

とりあえず傘を買わねば。
かなり寒くなってきたぞ。
ざっと探してみたけど、一番安いので105ルーブルハバロフスクの空港税をキープしておくと、600~700ルーブルほどしか残らないので悩みどころ。そうこうしているうちに衣料品屋でお手頃な雨カッパを発見。結局こちらに決定。

せっかくなので、と1階の食料品店でSちゃんがお土産を買い込むことに。品揃えを見ているとチョコレートが多かった。どこの国でもチョコレートってあるのね。かさばるのとあまり目新しくもないと思ったので買わなかったけど今思えば1つぐらい買っといてもよかったなと後悔。

そのあと隣接してる市場に入る。ここでアゴルツィのビン詰めを2つ購入。ここでバッグ売り場でお買い物袋を1枚購入。おばちゃん手に持っていたアゴルツィのびんを袋に入れてくれた。

2階にのぼる階段があったので上ってみる。どうやら日用雑貨とか衣料品とかのフロアらしい。本物かニセモノかあやしいadidasとかNIKEのシューズとかたくさん売っていた。別の通路ではカフェや酒店がならんでいた。そこでウォッカを購入。一番小さいサイズで33ルーブル。日本円にすると130~140円ぐらい。安い(笑)
日本でよく見かける『ストリチナヤ』もあったけど、サイズがでかいので見送る。

ひととおり巡った後、階段の上からSちゃんが下の市場の様子をカメラにおさめていると下にいた1人の男の子がこっちの方を見ているようだ。
ちょっと躊躇したが、どうやら撮ってほしそうだった。彼女がフィルム交換をしてる時に撮り終えたばかりのフィルムを下に落としてしまった。代わりに私が取りに行くとさっきの男の子が拾ってくれていた。

フィルムを受け取るとそのお父さんらしい陽気な井上順っぽいおじさんが話しかけてきて日本語で「イチ、ニ、サン・・・」と10まで数えてみせた。
どうやらカラテが好きらしい。
私的マーフィーの法則ですが、いわゆる中年層の男性で日本が好きといえば、たいてい空手とか武道が好き。若い子だったらアニメおよびビジュアル系バンドてとこでしょうか。

話がそれた。

そのうちSちゃんも降りてくると、そのおじさん彼女をつかまえて、また「イチ、二、サン…」と披露していた。
おじさんは自分達も撮ってくれよ、という仕草をするのでありがたく家族4人撮らせていただく。
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いつの間にか私らがさっきまでいた階段の上にたたずんでいる彼女の方を指差して撮りなさいと言ってくる。
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そしてそのおじさんにも「バイカルは行ったのか?」と聞かれた。「ダー(うん)」と答えるとうんうんとうなづいていた。やっぱりバイカルはここの人たちの自慢なんだろうな。

公園の噴水
しかし感心したのはこのカッパ。中国製でいかにもすぐやぶれてしまいそうな薄いビニールでできていたので、内心かなりバカにしていたのだが、いざ着てみると雨を防ぐばかりか、ビミョーに温かさも感じる。
濡れない、というのはこんなにも違ってくるものなのか、とちょっとおどろいた。

夕食は数日前5人でランチをとったカフェに入るが、あまりに異様ないでたちにちょっと遠慮して、となりのすいてる方のカフェに。
ガラスケースのなかにモノが並んでいたので、てきとうに指差して注文。ペリメニピロシキ、あと何かサラダのようなプレートとパンで夕食。それとビール。
もう閉店間際だったようで私らが最後の客らしい。まだ20分ほどあるのに店員が何やら片付けはじめる。
そして5分前には出口に案内された(汗)一応、食べ終わってるのを見計らっていたようだが。
ホントに時間きっかりに閉めるようだ。*1

そこのカフェを出た後、Sちゃんの現金引き出し&両替えのためにインツーリスト・ホテルへ。もう何度目だろうか。
今日は泊まるホテルも違うので、違う道を行く。途中にまたキレイな建物が立ち並んでいたりする。突き当たりにいくと何かの碑が建っていた。Sちゃん曰く、あれは“オベリスク”なんだそうだ。その手前の建物は『郷土誌博物館歴史部』なるものらしい。思わぬところで観光スポットも見れて、ちょっと得した気分。
彼女の両替を待っている間、雨でずたボロになったイルクーツクの地図を買い直す。
両替をすませた所で再び2階のみやげもの屋に。彼女はどうも45ルーブルのバイカルTシャツが気になるらしい。1番お気に入りのシカと熊のデザインの分はLサイズしかないので、しかたなく別のデザインのものを購入。私も別のデザインを寝巻き代わりに購入。あと自分へのおみやげ用に絵はがき3枚を購入。

用事もすませたのでホテルにもどることに。ここからだと2番のトロリーバスが空港まで行くらしいが30分おきらしい。しかし待ち切れないので、とりあえず駅まで出てどれか別に空港へ行くヤツがあれば、それに乗りかえることに決める。
しばらくして駅に到着。雨もほぼあがっていて安心した。思ったほどバスはなく、白タクが並んでるのと何台か乗り合いタクシーが停まってるくらいだった。
その乗り合いタクシーの1台をつかまえて運転手に「アエロポルト?(空港?)」て聞くと「これじゃなくって20番のヤツに乗りな」と教えてくれた。
辺りをよく見たら全部16番のタクシーだった。それでも待ってるうちに20番のタクシーがやって来たので、それに乗り込む。
最初はびっしりつまっていたが、ぱらぱらと降り出して、空港に着く頃には私らぐらいになっていた。
だいたい20~30分ぐらい乗って空港に到着。いくらなんでもこのまま夜を明かしたら絶対に風邪を引くぞ。めんどくさいが預けた荷物を引き取りにいくことにした。

《INTERNATIONAL AIRLINE》に戻ると、いろいろお世話になったおばちゃん係員がいたので、事情を話して荷物を引き取らせてもらいホテルに戻る。
濡れた服をとっとと脱いでシャワーをあびる。ホテル自体はボロいがお湯がでるので助かった。ひとまず冷えた体をあたためる。
明日は朝の3時には空港には向かわないといけない。アラームを午前2時30分に設定してもらって午後10時30分頃、横になる。
なんせボロい所なので、外の足音とか話し声やらがよく聞こえる。この人たちはもう出発するんだろうか。

それにしても今日はえらい1日であった。
今日、街中を歩いていたら、つくづく小さい時の光景に雰囲気が似てると思った。 そういえば雨ってそんなにキライではなかったのだ(あれだけヒドイのはゴメンだけど)泥まじりの水たまりなんていつの間に見なくなったんだろう。
なんだかホントに20年前にいるみたいな気分だった。じゃあ20年後は日本みたいになるのか?と考えるが、それはまた違う気がする。ロシアにはまだまだ大きな自然があって、大地があって、歴史があって、文化があって、人がいる。きっと日本とは違う姿を見せてくれると信じている。

そんなロシアともホントに明日でお別れである。
エンドーくんはもうウランバートルに着いただろうか?
中村くんは今はどこにいるんだろうか?
タイチくんは無事にモスクワについたんだろうか。

次回いよいよ最終回です。

*1:ちなみに数年後、ロシアに行った時に入国審査を待っていたら職員の終業時間が来たので、その列に並んでいた私はとなりの列に並び直されるということもありました。