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2000年ろしあ旅日記<9> バイカル湖編 その3

こんばんは。ぽんすか星人です。

えーと、特に何もないので、さっさと旅日記の方にいっちゃいます。
リストビャンカからイルクーツクに戻ってきましたが、この日はバイカル湖のほとりにあるスリュジャンカという街へ行って来ました。
スリュジャンカの位置
こちらは普通列車で約3時間の日帰り旅行。また違った角度からバイカル湖を眺めてきました。

2000年8月12日 土曜日 くもり

日帰りでスリュジャンカへ

今日は各駅列車に乗ってスリュジャンカへ日帰りの旅である。
朝7時半すぎに起床して、さっさと荷物をまとめて駅へ向かうバスにのりこむ。
8時すぎには駅に到着。構内に入ると階段の上に発着予定の電光掲示板があって、私らの乗る予定の列車もすでにリストアップされていたが、まだ乗り場の表示は出ていなかった。
時間があるので売店で先日のバイカル湖イルクーツクの地図を購入。あわせて76ルーブルなり。あとは切符がスムーズに買えるのかどうかが心配だ。わからないロシア語でやりとりするのは面倒だったので、あらかじめ「地球の歩き方」に書いてあった要領に従って紙に書いておいた。座席クラスとか列車番号とかは必要なかったんだろうけど、これを窓口に提出。
タバコを吸うのか吸わないのかを聞かれたぐらいで、あっさりゲット。2人で84.40ルーブルなり(ちなみに往復の値段)
あとは売店ペリメニと水を購入。あとは列車が来るのを待つのみだ。

往復分のチケット
8時40分を回ったところで、乗り場の表示が出る。
「1番」
むっっ?1番ホーム??
昨日下見してまわったホームは3番からだったぞ。また別にあるのか???
まず昨日のホームに一度でてみると人だかりの出来てる一角がある。駅舎から1番手前のホームだ。それはいいけど、どう行くのだ?ドアは結構数あるのに、どれもカギがかかっていて開かない。
発車時間は迫る。
気持ちはあせる。
私らは走る。
結局ちょっと売店コーナーのさらに奥に入った所のドアが開いて、やっとホームに出られた。ふぅ~。

もうすでにかなりの人が乗っていて席に座れなかったので、デッキに立つことに。
はじめのうちはよかったけれど、そのうち人がどんどん入ってきて、まるで朝の通勤ラッシュ状態に。ちがうのはみんなが持っているのはビジネスバッグじゃなくてバカでかいリュックサックということ。
そんなもみくちゃ状態なのに、チケット拝見とやらで、係のおばちゃんが無理矢理ドアを開けてデッキに入ってくる。カンベンしてくれ(汗)
このチケットを拝見するのは、おばちゃんと迷彩服のお兄ちゃんのペア。列車代をごまかそうとするのがいたらぶっとばすつもりなのか。
とりあえず混み混みのなかチケットを見せる。

しばらくして、私らが気になるのか隣にいたおじさんが声をかけてくる。
ロシア語なので、これまた何を言われてるのかわからないが、歩き方のシベリア鉄道編に載っているシベリア鉄道の停車駅の一覧を見せて「イルクーツクからスリュジャンカまで結構あるのね~」てなコトを伝えると、そのお父さんポケットから小冊子を取り出す。その小冊子は歩き方には載ってない小さな駅までびっしり書かれてあってスリュジャンカまで「1、2、3・・・」と数えてくれた。結局スリュジャンカまでは40駅あることが判明。う~ん、確かにたくさんだ。
あの小冊子をぜひともゲットしたかったがどこでどうやって手に入れるのかがわからなかった。
今度イルクーツクに行く人がいたらぜひ私の分もゲットしてほしいくらいだ。
このおじさん、Sちゃんの持っていた歩き方に興味があるようでしばらく貸してあげる。
しばらくパラパラと見ていたが、後半の「シベリア鉄道の歴史」の部分でいろんな車両の写真が載っているのを見て、横にいた奥さん(?)に何か話しかけている。それと付録のロシア語会話集のくだりを見て、何やらニヤニヤしている。
きっと現地の人から見たらおかしいんだろうな。私らも外国で見る日本語のテキストを見てたらやっぱり笑えるもんね。

途中止まる小さな駅はホントに小さくて、突然山の中に止まってはどこからともなく人があらわれる、といった具合である。
駅舎や表示もどこかにポツンとあるだけ。でも降りる人は降りている。
みんなどうやって降りる駅がわかるんだろう。

列車はどんどん山の中に入っていく。山の中になると雨が降り出してきた。
バスに乗った時から空がくもっていたので、気になってはいたが、とうとう降り出してしまった。
昨日まではとっても快晴だったのに、なんでスリュジャンカに行く、という今日に限って降るのだ。ロシアのバカ。
そして、キャンプもしくはハイキングの客が多いのか、山を越えたあたりからどんどん人が減っていく。それと同時にお天気も若干持ち直してきた(ほっ)。
だいぶすいてきたのでデッキから席の方に移動。カップルと向い合わせの席が2人分空いていたので座らせてもらう。悪いね、じゃましちゃって。
窓の上の方をちょっと開けると、風が入ってきて気持ちがいい。

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約3時間ほど乗って、目的地・スリュジャンカに到着。
おお、ロシア号でちょっと降りた時と同じく露店がにぎやかだ。
降りた所から駅舎までちょっと距離がある。小さい駅といいながらも石づくりの大きな建物だ。きっと古くからあるんだろうな。
すぐそばでは衣料や靴のちょっとした青空市がやっていた。

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駅から少しまっすぐ歩くともう湖の堤防である。私ら2人そこにのっかってランチをとることに。
ちょっと周りを見たら、そんな感じの親子や家族がたくさんいる。近所の憩いの場なのだろうか。とてものどかな光景だ。
水はリストビャンカほど冷たくなかった。これなら泳げそうである。
波もとてもおだやかで、静かな時間を過ごす。
しばらくしてランチを終えたあと、右の方へ歩いていくことにする。
で、ここもところどころビーチがあって、そこでグループや家族が遊んでいる。
お父さん同士で集まってウォッカを飲んでる。
子供同士で楽しそうにはしゃいで遊んでいる。
そこには常に大きいバイカル湖が広がっている。

もうおそらく通り道になっているんだろうけど、針金がひんまがってできたスペースをくぐって何か倉庫跡のような所に入ってみる。
駅からもうだいぶ離れてるはずなのに、アナウンスのようなものがよく聞こえてきた。
何のアナウンスなのか知らないが、アクション映画みたいに「そこの日本人、とまりなさい」と言われてるのではないか、と気になってちょっと落ち着かなかった

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しばらく歩いたら線路のすぐ脇にでていた。ちょっと上ると線路に出れる。
すでに線路の上を歩いている人もいた。線路の上を歩くなんて日本じゃまず出来ないことである。うれしくなって写真におさめる。
そしてちょっと歩いてみる。おお、やっぱりロシアは大きいなあ、と感動。

またしばらく歩いていたら向こうから貨物車がやってきたので降りることに。ちと残念。
降りた所はちょうど民家や畑が並んでいる所。牛やらヤギやらがのんびり草を食べている。おばあさんが畑の手入れをしている。とてものどかな風景である。
またさらに歩くと駅名らしい小さな表示板を発見。どうやらひと駅分歩いたみたいだ。

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さらに歩くとまたちょっとしたビーチがあって、子供たちが楽しそうに泳いだりして遊んでいる。
少し離れた所に岩場があったので、そこに座ってゴール地点に。
ここでしばらくくつろいでいるが、もうとにかくゆったり時が流れている感じでとても静かである。リストビャンカよりも落ち着ける感じがして、とても好きな感覚だ。
特に何をするというわけでもなくぼんやりと湖をながめた後、そろそろ引き返すことに。
また行った道を戻る。いつの間にか犬がついてくる。「ついてくると撮っちゃうぞ~」って言ってカメラを向けるとちょっと逃げ腰になる。犬もカメラはいやなのかな

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行き道で通りかかったビーチでくつろいでいた女の子3人組はまだくつろいでいた。そのうちの1人に「今、何時?」と聞かれる。
約1時間ほど歩いた後、最初の堤防に帰りつく。すごく長いこと歩いたと思っていたらまだそんなものだったのか~。
リストビャンカでも思ったけど、時間のたつのがめちゃくちゃ遅く感じる。これもロシアなのかな?
さて一旦駅に戻るが列車の時間まではまだ間があるので、トイレに行っておくことに。
そこで初めて屋外のトイレを体験。一度建物の通りかかった時、入り口のドアからなんか人陰が見えるなあ、と思ってはいたが、中に入ってみたら2つ便器が並んでいて、横の仕切りはあるけれど後ろの仕切りがないのである。
でも想像していたものより全然キレイだった。

またその後、駅舎に戻ってベンチに座っていたら、正面に待ち合い室みたいなところがあった。
中にテレビがあって、その下に乗客の荷物が置かれてある。中でその荷物の主らしき人や子供たちが椅子に座ってテレビを見ていた。
何かな、と思って中に入ろうとすると、入り口の横におばさんがいて何か言ってくる。タダでは入れないらしい。
あれは一体何だったんだろうか?
ちょっと売店を見て回ろうと思って外をうろうろしていたら少し離れた所にすでにイルクーツク行きの列車が止まっていた。
そう言えば私らが降りたのも駅舎から離れていたな。駅舎にもどってSちゃんに列車が来ていることを知らせて、列車にのりこむ。
どうやらこの列車に間違いはないようだ。そしてほぼ定刻通りにスリュジャンカ駅を出発。
バイバイ、バイカル。

考えたら明日から飛行機で移動するだけだから列車の窓から景色を眺めるのはこれが最後だ。
途中ちょっと寝ながらもただただ窓の外を見ていた。
そして午後10時10分すぎにイルクーツクに到着。
10時すぎると外はどっぷり暗くなっていた。ちょうど前にトロリーバスが止まっていたので乗り込んだら、辺りが暗くなっていてよく確認できなかったので降りる場所を間違えたようだ。
ホテルに戻るつもりで途中、街灯もついていない通りを入ってしまったりして、夜歩きはやはりコワイものだと実感。

幸いホテルはすぐに見つかって、無事に帰還。
明日は朝7時55分の飛行機に乗る為、空港までのタクシーを手配してもらう。

さて、いよいよ5日間滞在したイルクーツクともお別れである。
ここのホテルの人たちともお別れなのかと思ったらちょっと泣けてくるものがあった。
4泊もしたからかホテルの人たちとも、私の中ではすでに顔なじみになった気がしただけに明日ここを去るのがとてもさみしい。こんな気持ちになったのは初めてである。
エンドー君ともちゃんとお別れのあいさつが出来なかったのが心残りだ。
彼も明日はウランバートルへ向かうらしい。なんか明日の朝も偶然会ってそうな気がするけど、空港ではムリだろうな…、と思いつつ就寝。
さて明日はハバロフスクでロシア最後の夜を華々しく、と思っていたが、この後とんでもない事態が2人を待ち受けていたのであった…!


残すところあと2回「帰国までの長い道のり編」へと続きます。